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スカイキャプテン/ワールド・オブ・トゥモロー
映画みてきた。

レトロで新しい画期的な冒険活劇 
背景をCGで作り上げたデジタル・ムービーでありながら、古き良き冒険活劇のテイストが味わえる革新的な娯楽作。新人監督の下にジュード・ロウら豪華キャストが結集。巨大ロボット襲撃事件が発生したN.Y.でその謎を追う空軍パイロット、スカイキャプテンと女性記者の活躍を描く。
STORY◆
1939年のN.Y.で、科学者連続失踪事件と巨大ロボットによる破壊事件が勃発。空軍のエース、スカイキャプテンは意外な真相に迫っていく。 (ぴあから抜粋。)


めまいがしました。や、かぜが原因ではなく。911で散々な目にあったN.Y.という街を、たとえ映画の中でも、ロボットによって破壊してしまうというストーリーを作ってしまう米国の(一部の)人の神経をうたがっちゃいますね。娯楽作ならいいのかしら?



N.Y.の象徴である建物を鉄人28号ちっくなロボットが行進して踏み潰したり、壊したり。39年という事を印象つける為にコカ・コーラのレトロ看板と、それっぽい踏み潰される為の車。実はこの28号くんが世界のあちこちを破壊してるということで、お約束のTOKYOもちらりと出たり。

背景のCGもあまりにもチープ。チープ=古き良き活動映画という発想ならしかたがないのだけれど、手抜きにしか思えない感じ。
人がパンチすると倒れちゃう28号くん、という力関係がなんとも娯楽作。
レーザービームが出なくなっちゃうと、横に振ると充電できるってのも娯楽作。
捕まってた仲間が、敵の基地から逃げ出して、敵の乗り物を自由に操作してるのも娯楽作。

悪の枢軸がチベットの山奥にあるという、他人の宗教をバカにしたような設定も娯楽作。

こういう映画は、肉汁のどっさりかかったポップコーンを、バケツ抱えて、ほうばりながら観る映画なんでしょうね。

あちこちで多少は笑えたんだけど。みんな笑ってなかったなぁ。
笑う為の映画ですよ、これは。

と、思いながらも、主役のスカイキャプテンが東条英機(東條英機)がどーのこーのとか南京がどうのとか言うのでそこらへんを『ウィキペディア (Wikipedia)』あたりで検索すると時期的にはぴったりということで、スカイキャプテンの飛行機の鮫の歯のペイントには理由があったんだ(フライングタイガース などで検索)と、納得をする。

そして、義勇軍フライングタイガースの第一部隊がアダム&イヴと呼ばれてたというのもそういう理由があるのね、と・・・。どうも腑に落ちない。

地球は、全世界は、やっぱり俺たち米国人が中心で回ってるぜ。という娯楽映画でした。映画もまとまってないので、感想もまとまりませんでした。
by tokyo_style | 2004-12-15 12:45 | Artあれこれ
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